サーバーの中で窓口を受け持つ係
「サーバー」がコンピューターそのものを指すことが多いのに対して、Webサーバーはその中で動いている窓口係の役割を指します。ブラウザから「このページを見たい」というお願いを受け取り、ページや画像を返す。レストランでいえば、注文を受けて料理を渡すカウンターのスタッフです。
自分で返すものと奥へ頼むもの
窓口係は、何でも自分で作っているわけではありません。棚に並んでいる完成品ならその場で渡し、調理が必要な注文は厨房へ回して、できあがったものを受け取って渡します。
| ブラウザのお願い | 誰が用意するか |
|---|---|
| 会社案内のページ、画像、CSS、JavaScript | Webサーバーが保存済みのファイルをそのまま返す |
| ログイン後のマイページ、検索結果 | 裏側のアプリに処理を頼み、その結果を返す |
会社サイトやブログのように完成品のファイル(静的ファイル)が中心なら、Webサーバーだけで返事が完結します。アプリの前に立って入口を引き受ける場合は、HTTPS通信の暗号をここでまとめてほどく(終端する)役も担います。構成しだいで、Webサーバーに任せる仕事の量はずいぶん違うのです。
窓口の記録と設定
窓口には、誰がいつ何を頼んだかの記録が残ります。障害の調査で最初に見るのは、このログ。残す設定になっているかは確認しておいてください。
キャッシュの設定もここで決まります。古い情報を返し続けていないかは、ときどき見直してください。セキュリティ関連の設定も、初期値のまま放置しないようにします。