サービス同士をつなぐ窓口、API

APIは、アプリ同士が決まった窓口を通じて情報を受け渡しするためのルールです。

APIは、システム同士が決まった窓口を通して情報をやり取りするための、共通の受け付けルールです。レストランで、お客さんは厨房に直接入らず、店員さんに注文します。店員さんは決まった書き方で注文を厨房に伝え、厨房は注文票の形式がいつも同じなので迷わず料理を作れる。システムでも、アプリAがアプリBの中身に直接触るのではなく、APIという窓口にリクエストを送ります。受け取る側も決まった形で返事をするので、連携が安定します。

API のイメージ

ECサイトと決済サービスをつなぐ、社内システムから顧客管理ツールへデータを送る、スマホアプリがサーバーから一覧データを取ってくる、外部サービスの地図や天気を自社サイトに表示する。システム同士の連携の多くは、APIを通して行われています。

APIがあれば、どんなデータでも取れる?

取れるのは、提供している側が窓口に並べたメニューだけです。どの情報を公開し、誰が呼び出せるかは、APIごとに決まっています。呼び出す相手を見分けるために APIキー や認証用のトークンを求められることも多く、その保管のルールもこちら側で決めておく必要があります。

APIでつなげば業務は自動で整う?

つなぐこと自体は、窓口を開けたにすぎません。入力されるデータの品質が低かったり、運用のルールが崩れていたりすると、その問題は連携先にもそのまま流れ込み、かえって増幅します。表記の揺れた顧客データを自動で送れば、送り先にも揺れたデータが積み上がります。

連携を頼む前に何を決めておく?

  • 送るデータの形式を、相手の仕様書どおりにそろえる
  • エラーが起きたとき、どんな返事が返ってきて、こちらはどう扱うか
  • キーやトークンを誰がどこで保管するか
  • どちらかが仕様を変えるとき、影響する範囲をどう共有するか

特に最後の点は、連携が長く続くほど効いてきます。相手のAPIが変わった日に、こちらの画面が突然動かなくなることがあるからです。