通信が遅いときに見る帯域幅と混雑の違い

帯域幅は、通信路で一度にどれくらいのデータを運べるかを表す「道幅」のイメージです。

帯域幅は、通信路で一度に流せるデータ量の大きさです。道路でいえば道幅にあたります。片側1車線の細い道はたくさんの車が来ると流れにくく、複数車線の広い道なら同じ時間でも多くの車を通せます。回線の「太さ」と呼ばれるのも、この量のことです。

道幅を広げれば解決する遅さなのか

Tatoediaの読者モブ
読者さん

社内のネットが遅いって言われてるし、回線のプランを上げれば解決するよね?

Tatoediaの案内役
案内役

遅さの種類によっては、道幅を広げても何も変わらないんだよね。

道幅が効いてくるのは、運ぶ量が多い場面です。Web会議の映像が荒れたり止まったりする。大きなファイルのアップロードに時間がかかる。社内の何人もが同時にクラウドサービスを使っている。こうした遅さは、帯域幅が足りているかどうかで体感が大きく変わります。

一方、ページを開いたときの最初のもたつきは、道幅を広げても消えないことがあります。広い道でも、目的地から返事が戻るまでの時間は別の話だからです。この「待ち時間」はレイテンシと呼ばれ、帯域幅とは分けて考えます。サーバーの処理や端末の性能が原因のこともあります。

足りないのはどこの道幅か

回線プランを上げる前に、詰まっている場所を確かめましょう。契約している回線ではなく、Wi-Fi 機器や社内LANが細い区間になっていることもあります。上り(送る側)と下り(受け取る側)で使える帯域幅が違う回線も多く、「ダウンロードは速いのにアップロードだけ遅い」ということも起こります。

朝の始業時だけ混むのか、一日中足りないのかでも打ち手は変わります。CDN や回線プランを選ぶときは、ピーク時にどれだけの量を運ぶ必要があるかを見積もってから比べましょう。