クラウドサーバーは、サーバーの大きさや台数を、管理画面から必要に応じて変えられる借り方です。貸しオフィス街で部屋を借りる感覚に近く、最初は小さな部屋で始めて、人が増えたら広い部屋や別フロアを足していけます。電源や建物全体の保守は運営側が受け持ってくれます。
「伸び縮みできる」の中身
物理的な機材を自前でそろえる場合と比べて、次のような変更がしやすくなっています。
- 性能を上げる、台数を増やす、別の地域に置く
- 開発用、検証用、本番用の環境を分けて用意する
- 一時的にアクセスが増えそうな時期に備えて、余力を持たせる
- ストレージやロードバランサーなどの周辺サービスを組み合わせる
新しいサービスを小さく始めて、伸びてきたら広げたい、という進め方と相性のよい仕組みです。
請求書が読める状態で使う
使った分だけ課金される要素が多く、構成次第で毎月の金額が変わります。部屋を足すのが簡単なぶん、使っていない部屋を借りっぱなしにしても気づきにくい。見積もりを立て、実際の使い方を監視しておかないと、請求書を見て驚くことになります。
「すぐ広げられる」と「勝手にちょうどよくなる」は別の話です。ネットワークや権限の設定も、自分で設計する必要があります。バックアップ、冗長化、障害時の切り替えまで含めて設計して、はじめて伸び縮みの良さが生きてきます。
始めやすさを重視するならレンタルサーバー、1台分を自分で管理する感覚なら VPS、サーバーそのものを意識せずに処理だけ動かしたいならサーバーレスも比較の候補です。
