ページのURLが変わった、ドメインを新しいものへ移した、http:// と https:// の両方で開けてしまう。こうしたとき、古い入口に来た人を新しい場所へ自動で連れていくのがリダイレクトです。
引っ越しのときに出す郵便の転送届と同じ発想です。古い住所に届いた郵便が新しい住所へ回されるので、差出人は住所録を書き換えていなくても手紙が届きます。Webでは、http://example.com にアクセスしてきたブラウザへサーバーが「本当の場所は https://example.com です」と返し、ブラウザが自動でそちらへ移動します。古いURLをブックマークしている人も、よそのサイトのリンクから来た人も、迷わず新しいページに着けます。
転送届には「ずっと」と「しばらく」がある
郵便の転送にも期間があるように、リダイレクトにも恒久的なものと一時的なものがあります。どちらなのかはHTTPの応答コードで伝え、恒久的な移転なら301、一時的な転送なら302です。
| 目的 | 使う種類 |
|---|---|
| ページやドメインを完全に引っ越した | 301(恒久) |
http:// を https:// にそろえる | 301(恒久) |
| ログイン前のページから、ログイン画面へ案内する | 302(一時) |
検索エンジンでの古いURLの評価を新しいURLへ引き継ぎたいなら、301を使います。ログイン画面へ案内するときは、転送先に元のURLを持たせておくと、ログインしたあとに元のページへ戻れます。
転送の先でまた転送しない
A から B へ、B から C へ、と転送が何段にも重なると、そのぶんページ表示が遅くなります。移転を繰り返したサイトでは、古い転送設定が積み重なっていないか見直しておきましょう。
もっと困るのが、AがBへ、BがAへと転送し合うループです。ブラウザはいつまでも目的地に着けず、エラーを表示してページを開けなくなります。設定を変えたら、古いURLを実際に開いて、最後まで正しくたどり着けるかを確かめてください。
