ドメインは、インターネット上の住所に付ける覚えやすい呼び名です。数字の住所(IPアドレス)は人には覚えにくいので、example.com のような名前で指せるようにしています。お店の看板と同じで、看板がなければ「○丁目○番地のビル3階」としか伝えられないところを、名前ひとつで通じるようにしてくれます。
会社のサイトを立ち上げるとき、メールアドレスの「@以降」を自社名にしたいとき。ドメインを買う場面はだいたいこのどちらかです。そして買ったあとに、いくつか意外なことが起きます。
買っただけではサイトもメールも動かない
ドメインはあくまで名前です。その名前をどのサーバーへつなぐかは、DNS で別に設定します。看板を作っても、住所録に「この名前はこの建物」と書き込むまでは誰もたどり着けない、というわけです。すでに持っているドメインを レンタルサーバー や VPS へ移すときも、書き換えるのは DNS の側です。
ちなみに URL は、ドメインを含んだ「ページまでの完全な住所」のこと。ドメインは URL の一部です。
名前はあとから変えにくいものとして選ぶ
名前は看板であり、信頼やブランドの一部にもなります。覚えやすく、入力ミスされにくいものを選んでおくと、名刺にも広告にもそのまま使えます。
公開後は SSL 証明書の対象名としても使われます。blog. や shop. のようなサブドメインで入口を分ける予定があるなら、構成を早めに決めておくと証明書の準備で慌てずに済みます。
更新を忘れると、他人のものになることもある
ドメインは年単位の契約です。更新を忘れて失効すると、サイトもメールも止まります。それだけでなく、第三者に取得されてしまう可能性もあります。自動更新が有効になっているか、登録しているクレジットカードが期限切れになっていないかを確認しておきましょう。
担当者の異動も盲点です。
こうなると、更新にも設定変更にも手が出せません。ログイン情報は、担当者が変わっても引き継げる形で管理しておきます。
