OS は、コンピューターの部品や基本機能をまとめて管理して、アプリが動ける土台を作る基本ソフトです。パソコンなら Windows や macOS、サーバーの世界では Linux を見かけることが多いでしょう。
ビルにたとえると、OS は設備管理室です。電気や水道、入退室のルールをまとめて管理し、各テナントはその上で自分の仕事を進める。設備管理が崩れれば、どの部屋の仕事も不安定になります。サーバーでも、CPU やメモリ、ディスク、ファイル、ユーザー権限といった共通部分を OS が引き受け、その上で Web サーバーやデータベースなどのアプリが動いています。
サーバーの OS は、誰が面倒を見る?
サーバーを借りるとき、OS の管理を誰が受け持つかは借り方によって変わります。ここを取り違えると、「誰も更新していなかった」という事態が起こります。
| 借り方 | OS の更新や設定 |
|---|---|
| レンタルサーバー | 事業者が受け持つ |
| VPS | 自分で受け持つ。契約時に Ubuntu などを選ぶ |
| クラウドサーバー | 自分で受け持つ |
| サーバーレス | 事業者が受け持つ。裏では OS が動いているが、利用者は意識しない |
自分で受け持つなら、やることは次のとおりです。まず、使いたいソフトがその OS で動くかを先に確認する。セキュリティ更新は止めると脆弱性への対応が遅れるので、定期的なアップデートと再起動の計画を立てる。ユーザー権限やファイルの権限を雑に設定すると、何か起きたときの被害が広がります。ログの保存やバックアップの手順も合わせて決めておきます。
OS を入れただけでは、公開して運用できる状態にはなりません。アプリの設定、監視、バックアップまでそろえて、ようやく安定して使えます。